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西湖と杭州           

杭州市は 地図で言えば、上海の下(南)に 位置する浙江省の省都です。古くから絹織物の産地で現在も中国を代表する繊維工業の都市です。
杭州の歴史は 秦の始皇帝が この地に銭塘県を設置して以来、二千有余年の歴史を 持っています。 
その後 隋の煬帝が北京まで運河(京杭運河)を開きました。現在は 上海から列車で約2時間半、車で高速道路を使って3時間程度かかりますが、観光の町としても 中国国内では人気があり、西湖の観光、銭塘江見物に訪れる人が 年々増えてきています。
今年の5月に杭州に訪れた際に 西湖湖畔のホテルを予約するのに 結構大変でした。結局 日本の旅行会社には依頼せずに、杭州の友人の陳さんにお願いしました。その結果 西湖東岸の望湖賓館に宿泊しました。
このホテルから 眺める西湖の風景は 格別です。ちょうど朝早くホテル内のレストランで朝食のバイキングを食べながら 朝もやに煙る西湖を眺めるのも 素敵ですよ。

<杭州で大好きなもの>

1.西湖 

 杭州市の西部にあり、東西3.3km、南北2.8km 周囲15kmの湖です。福岡市にある大濠公園のモデルになった湖です。
この湖が人気があるのは その昔 越王勾践が 呉王夫差に送った絶世の美女「西施」に因んで西湖と名づけられました。西湖湖畔には天女風の西施のイメージ像?があります。
その後 この地に 赴任した蘇東玻や白楽天が この西湖にて たくさんの漢詩を詠んでいます。 白堤もにぎやかで良いのですが、柳が風にそよぐ 蘇堤はとても 雰囲気があり 遠い昔にタイムスリップしてしまいそうな気がします。

この西湖には <西湖十景>呼ばれる観光スポットがあります。


1 断橋残雪   2 平湖秋月  3 曲院風荷  4
 蘇堤春暁   花港観魚                                                                                                                                    
6 南屏晩鐘   7
 雷峰夕照  8 柳浪聞鶯  9三潭印月 10 双峰挿雲
  

  お友達の梁さんの後ろに見えるのが 西湖です。

 

<西湖十景>

 1断橋残雪 その昔白楽天が杭州の役人として 赴任した時に修復した堤である「白堤」の北端にある橋で ここから白堤が始まる。地図で言えば西湖の上(北)にあたる。狐山からの橋がここで終わることで 橋が断たれることから その名は由来します。また冬になると雪が積もり、ちょうどこの橋の真中から雪が解け始めてその光景が 日の光にあたって橋が折れて見えるようです。
 2平湖秋月 ここに夜 訪れてみたことがあります。狐山の近くにあり ここから 湖面に映った月を見ると まるで西湖の中に 月が飲み込まれたように感じます。まだ満月は見たことがありませんが、とても素敵だそうです。
*番外情報 この平湖秋月からシャングリラ方面に進むと、中山公園の付近の道沿いに 楼外楼があり、100年の歴史がある杭州料理の老舗で 「東坡肉」「龍井蝦仁」「叫化童鶏」などの料理が 食べれます。ただ いつも国内の旅行者でいっぱいで なかなか 立ち寄る機会がありません。いつも次には 行こうと思うのですが。
 3曲院風荷 西湖の西北に位置し、岳廟の南側にある池です。この池は 蓮が一面に広がって 季節になると桃色の蓮の花が咲き乱れて その香りが風に乗って漂うそうです。
 4蘇堤春暁 地図で言うと西湖の左端に 南北に約3km弱の堤防です。北宋の詩人蘇東坡が杭州の知事だった時に築いた堤防です。私はここが一番好きです。この堤の途中に 西湖畔にベンチがあり そこに朝早く散歩をすると 鳥のさえずりがとても 風にそよぐ柳が 良く似合っています。 ただ最近 竹で出来た鳥笛を 売っており、面白いのですが 本当の鳥のさえずりよりも竹製の鳥笛のさえずりでは 蘇東坡が 悲しむのではないかな・・・・・?  とても風情があり、西湖では 一番のお勧めです。
 5花港観魚 蘇堤をシャングリラ方面から歩くと かなり南端に位置する 公園です。この園内には 楼閣があり、牡丹園や鯉が多い紅魚池があります。
 6南屏晩鐘 西湖南岸の南屏山のふもとに 浄慈禅寺の鐘の音が 西湖に移る夕日にマッチして 西湖がとても美しく感じます。
 7雷峰夕照 西湖の南岸に位置しています。今年のお正月に この雷峰山の側にある「西子賓館」に泊まりましたが、朝起きた時 その朝霞の中の散歩は 最高です。以前は この頂上に雷峰塔と夕日が重なる様が とても美しかったのでこの名が残っています。ただ現在では この塔は なくなりました。
 8柳浪聞鶯  西湖の東岸にある公園です。この公園は とても広く 柳と鶯で有名です。園内には 聞鶯館があり、鶯の声が聞けて おいしい龍井茶を飲むことが出来ます。この近くの柳鶯賓館に 泊まったときに湖畔に どういうわけか 波打つので 不思議に感じました。
 9三潭印月 西湖に浮かぶ島です。西湖遊覧の船でここに立ち寄りますがこの島には三本の石塔があり、月夜に湖水に出て 船から水面に映る月がこの三本の石塔で三分割されて見える月が 素晴らしいそうです。朝もやに浮かぶこの島の写真を 紹介します。
10双峰挿雲

 西湖の西岸には 南高峰と北高峰という二つの山があります。この二つの峰を洪春橋から眺めた景色を 双峰挿雲といいます。その様は 霧がかかるとまるで山水画を 見るようとのことです。                              *番外情報 天外天:霊隠寺の入り口にある杭州料理のレストランです。お手ごろな料金でお食事が出来るようです。その店の前は 歩いて通ったことがありますが未だ食事はしたことがありません。

 

<5月のGWは 日本のあわただしい団体観光客が少なく、私は中国国内観光客になりきっていました・・・・。>

五月の連休の西湖は 小雨交じりで 朝もやの西湖も また素敵です。近くの貸し自転車屋で自転車を借りました。二人乗り、一人乗りをそれぞれ借りて、相棒と二人乗りの自転車に乗りましたが 最初は 実生活と同様に?なかなか気が合いませんでしたが、しばらくしたら 慣れてきました。本当は2〜3時間掛けて ゆっくりサイクリングすれば 西湖十景もゆっくり見れるのでしょうが。時計廻りで しばらく走っていると市内道路沿いをぬけてしまうと花港観魚の案内板が見えてきました。そしていよいよ蘇堤に差し掛かりました。柳が風に揺れて 太鼓橋と蘇堤が非常にマッチしています。湖の岸辺をのぞいて見ると 小さな川海老が泳いでいるのが見えました。この海老が昨夜の「龍井蝦仁」のえびなのかな〜?と思いました。さて この付近は遊覧船の乗船場もあり、国内の観光客の方が非常に多く、その観光客相手に 昔懐かしい鳩笛(何の鳥の音だか不明)が売り子の上手な吹き方に つられて買う観光客が目立ちました。今回も楼外楼を横目に見てこのレストランでまた食事が出来ませんでした。そろそろサイクリングも一周差し掛かってきたのですが、湖畔に西湖龍井茶を店頭で売る食堂か茶舗がありました。そこで梁さん、相棒、私で 龍井茶を飲むことになり、花茶にこだわっている私ですが 中国の緑茶のマイルドな甘さには負けてしまい、今日は花茶ではなくて 龍井茶を飲むことになりました。西湖の湖畔で飲む龍井茶は また素敵です。機会があればこのようなお茶も良いと思います。最近 何か必要以上に 演出っぽく日本の中国茶は 台湾の影響が強くなっているように思えます。ここの龍井茶はとても新鮮で 甘さを感じてしまいました。お茶菓子とすごく合うんです。シンプルで杭州風にお茶を飲んでみませんか? ちょっぴり杭州人になったような気分になります。                                       

  

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